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2024年 03月 08日
最近、注文の合間に
こんなものを縫っています
これは、リネンで縫ったコースター。 シャツの形がミニチュアみたいで 可愛いでしょ。 私にとっては思い出の作品です
カルチャー教室デビューした時、 生徒募集のプロモーションで 人生初のワークショップを 開催した時の 記念すべきアイテムなんです。
あの時は電源が取れないので ミシンを使わず 手縫いで仕上げました。 『先生』と呼ばれるのも お客様と会話するのも 不慣れのオンパレードでした
ネット販売を始めた頃、 私の作品を 見つけて買って頂けるなんて 奇跡としか思えなくて 感謝の気持ちを込めて 手書きのメッセージを添えて このシャツコースターを オマケにつけていました
あの頃、沢山の人に知ってもらいたくて 苦手なSNSを始めたばかりでした。 そしてこんな投稿が目に留まったんです。
『オマケや手書きのメッセージなんて不要だ』
ちょっと過激な投稿には 沢山のコメントが寄せられていて
びっくりしたのを覚えています
オマケにつけた シャツコースターは とても喜んで頂けて リピーターさんには被らないように お届けしたシャツの柄まで メモしていました。
それが、徐々に忙しくなり オマケの制作に 時間が取れなくなって このコースターはやめてしまいました
つい先日、 関東在住の作家・講師仲間が 仙台に遊びに来るというので お土産代わりに何か・・・と 思いついたのが このコースターでした
久々に4人分を縫ってみると 新しい気づきがありました。
襟はどの柄にしようかな。
ボタンはどの色にしよう・・・ 小さな作品だけどパーツも多いし 時間も手間もかかる。
けれど、このシャツコースターは 私のモノ作りの 象徴のような気がしました
今どきの効率や利益を求める ビジネスとは逆行するけれど 自分が大切にしたいことは こういうことなんじゃないかと 原点に戻ることができたのです
モノ作りを通して 『豊かになる』こと。 相手も自分も。 それが私のモノ作りの原点です
先日、ご注文頂いた 桜モチーフのお散歩ショルダー。 お誕生日のプレゼントに 「さくら」さんという方が ご自身で選んでくださったもの。 とても嬉しくて同じ柄を襟にして シャツコースターを添えました。
今年の目標が定まらなくて 行きついたのは 『手を尽くしたもの作り』
意識しなくても 自然と行動がそうなっているみたい。 周りに振り回されず 自分のペースを大切に モノ作りと向き合っていきたいと思います。
2024年 02月 22日
2月は我が家にとって 大きなイベントのある月でした。
バレンタインデーの日 長男一家が神戸から帰省しました。 2人目が誕生して3か月。 家族4人になって 初めてのお出かけです。
冬の仙台に来たら 体験させてあげたいことが 2つありました。
いちばんは、白鳥に会うこと。
去年、近くの公園の池で 白鳥たちを見てから どうしても孫に見せたかったのです。
今回は車で40分ほどで着く加瀬沼公園へ。 ここは、白鳥さん達に1M以内で会えます。 海からカモメ 山からカラス カモ達もいて、大賑わいの沼です。
白鳥の足が黒だったこと ご存じでした?
孫だけでなく、 息子夫婦もテンションup! ず~っと眺めていても飽きない景色です。
この日は気温が18度 2月の仙台でこんなに暖かい日は 観測史上初だとか・・・ 白鳥さん達の北帰行に 間に合ってよかった。
暖かかったので お庭でガーデニング。 お花を植える体験も 一緒にやってみたかったこと。
そして、お菓子作り。 2人でクッキーを焼きました。
冬に体験させてあげたかったこと もう一つは雪あそび。
暖冬になりつつある ここ最近では難しいことでした。 けれど・・・ 帰る前日の夜から気温が急降下し 朝は3㎝程の積雪でした
何て運の強い家族なんでしょう 夜の便で帰るまで午前・午後と 2回も庭で雪あそびできました。
午後の方が積もってきて 大きな雪だるまもできました。 孫のスキーウェアとブーツ。 念のため準備しておいてよかった
部屋で3か月の孫を抱きながら 親子で雪遊びしている情景を眺める 何とも幸せな時間でした
長男一家が帰った翌朝は 何と積雪15㎝! 孫達が作った雪だるまも 半分近く埋もれてる・・・
しばらくは庭を眺めては 余韻を楽しめそうです
2024年 02月 01日
今日から2月。 時が経つスピードが 年齢と共に加速している気がします。
今年、目標にしているのは 『余白を設けること』 心にも時間にも。
せっかちな私は 毎日何かに追われているようでした。 また、そうじゃないと不安だった・・・
今年は『やらないこと』も決めました。 毎朝、今日のやるべきことを書き出して
夜寝る前にチェックする。 そういう毎日からは卒業しました。
『やりたいこと』と 『やるべきこと』は違うのです。
やりたいことリストは 書き出すとワクワクするけれど やるべきことをリストにすると 私は負担になっていたみたい・・・
もちろん、こなせたときは 達成感もあったけれど それ以上に 『余裕』が欲しかったのです。
『これやらなきゃ』と思うことは いつも頭の中にあって 思いついたらすぐにやると 決めているので それをチェックするのはやめました
今年は 自由な気分です 敢えてリストで自分を縛らなくても やるべきことはやってるみたいです
今年は毎月新作を1点 デビューさせたいと決めましたが、 1月だけで5点達成しました。
どれもモチーフは『小鳥』 色々なタッチの小鳥柄を 統一感を保ちながらセレクトしました。
それも貴重な素材を使い切るという 思い切ったプロジェクト。 『大切な生地を作品にして届けよう』と 勝手にタイトルをつけて 取り組んでいます。
この『ほぼ丸ポーチ』は 『布の宝箱』をイメージしました。 大切なものをしまう特別なポーチです。
好きな柄を寄せ集めた作品は
『Shimarisumamaの好き』の集合体。 自分の世界観は 表現できたかなぁと思います。 あとは共感して頂ける人に お届けすることを頑張らないとね。
これがいちばん大変なのだけど・・・
去年までは、 売り上げをアップしたくて あれこれと考えて 実践してきたけれど 今年は違う視点で活動してみます。
『売れる』『売れない』は 作品を販売するうえで重要だけど その根底になるものを しっかりと見つめたいと思います。
じゃあ何をするのか・・・ 手探りではあるけれど 今は、手間のかかる作品を じっくりと制作しています。
効率とか考えてなくて 修行のような気分。 なぜかとても集中できて楽しい♪
ワンオペで活動していると 迷いや悩みに直面することもあるけれど ひとりで答えを見つけなくてもいい。 仲間に会いたくなったら飛んで行けるから。
そしていつも気づくのは 『答えは自分の中にある』ということ。 これからどんな答えが出てくるか 楽しみです
2024年 01月 09日
2024年が始まりました。 今年もどうぞよろしく お願い致します。
元旦の夕方からは 心を整えることに専念しました。
能登半島を襲った地震は 3.11の体験と重なって 『何も作りたくない』 という気持ちが蘇りました💦
けれど、よく考えてみれば あの時私は、 被災地以外は元気でいて欲しかった。 心を寄せてもらうのは有難いけれど そのことで気分が落ちたとか やる気が失せたと言われたら いい迷惑・・・
だから、とにかく手を動かしました。
まず、家中の引き出しの片付け。 修行のように 夢中で片付けていたら ひとつの引き出しが 空に
『これよ、これ!』 何かあった時に 入れられるスペース。 この余裕が必要なんだ!
心が落ち着いてきたので 制作をすることに。
さあ、何を作ろう・・・ 去年から取り組んでいる 『大切な生地を作品にしちゃおう』 という私のプロジェクト。 それを続行すべく、 お気に入りの生地を眺めました。
『小鳥柄好きだなぁ私・・・ いっぱいあるやん!』
ならば、同じモチーフの柄を集めて パッチワークしちゃおう!
最初のモチーフは『小鳥』 テイストや色で合うものをまとめて カットし始めると エンジンがかかりました
何日かぶりに 夢中になれた時間。 今年の目標を ずっと探していたけれど このテーマに行きつきました。 それは、 『余白を設ける』こと。
心にも 日常生活にも 余白を意識してみます。
そして、作家活動では 『手を尽くしたもの作り』 を目指します。 効率や利益よりも 『これ欲しい!』 と思って頂けるような 魅力的なもの作りに励みます。
どうしてそう思ったのかは また次回に・・・
やっとエンジンがかかりました。 今の自分にできることは 寄付することしか 思いつかないけれど、 日を追って 考えていきたいと思います。
まずは自分が元気でいること。 それがスタートだと思うので 心を体をケアしながら 今年もゆっくり歩きます。
2023年 12月 29日
2023年もあと2日となりました。
12月は、ここ数年にないほどに 家の中の掃除に明け暮れました。 11月の末から 『今日はここだけ』を続けてきて
12月半ばには完了していました。
そのお陰で心置きなく 東京へ一人旅もできたし 仙台の行きたかったカフェにも行って やりたかったことをクリアできました。
それでも一つだけ まだ終えられないことがあります。 それは2024年の目標設定。
毎年、この時期になると 『来年はこんなことをやってみたい』 『これがができるようになりたい』と あれこれ出てくるのですが、 今年は何も出てこないのです・・・
これはどういうことなのか・・・ 大満足の結果が得られて 抜け殻状態でもなく やる気がないわけでもない。
具体的な目標があれば それを逆算して数値化できるけれど 今はそんな感じでもないのです・・・
もしかして、 もう数字を追うのは無理なのかも・・・ それよりも、どんな作家でありたいのかを しっかりと見つめるときなのかもしれません。
『作品を通して何を伝えたいのか』 『お客様にどんなふうに喜んで頂きたいのか』 そう考えると、言語化するのが難しく ずっとずっと考えています
時間がかかりそうなので 慌てることなく、 じっくりと向き合おうと思っています。
別に年内に出てこなくてもいいや。
今年の前半は、 初心者のハンドメイド作家さんを応援する 認定講師を養成する講座を担当させて頂きました。 講師の仕事がメインだったけれど、 作家としての現役感はとても大切なので、 活動は細々と続けていました。
9月末で講座が終わってからは 作家モードに専念できたので 新作もデビューさせました。
中でも『メガネを食べるジンベエザメ』は 大ヒットして130点以上もお届けしています。 私の作家歴史上、 同じ作品をこれだけ作ったのは初めてで 貴重な経験となりました
長く続けていくためには 常に新しいチャレンジも必要です。 お客様にワクワク感をお届けできるように 私自身もトキメキを大切に モノ作りに励みます
今年、このブログを読んでくださった皆様、 どうもありがとうございました。 来年もどうぞよろしくお願い致します。
Shimarisumama 八坂廣子
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